18/03/2026
はじめての天台聲明と御詠歌
―千二百年の祈りの響きを、今ここに―
平安の昔、慈覚大師円仁は唐より帰朝の折、
天台の聲明を日本の地にもたらされました。
以来、比叡山延暦寺において脈々と受け継がれてきました。
その音楽は、雅楽・能・浄瑠璃・民謡にいたるまで、
日本音楽のあらゆる流れの源流をなすものとして、
今日においても深く敬われております。
聲明は単なる宗教儀礼にとどまらず、日本音楽の原点として、その音律・旋法・リズム体系は、千二百年を経た現在もなお生きた伝統として息づいています。
天台聲明とは
聲明(しょうみょう)とは、経文・偈文に節をつけて唱える仏教音楽の総称です。
そのなかでも天台聲明は、慈覚大師円仁(794〜864)が唐(中国)において修得し、嘉祥3年(850年)頃に将来したものを起源とします。
梵語・漢語・和語の三つの言語にまたがる豊かな音楽体系を持ち、独自の記譜法である**博士(はかせ)**によって音の高低・強弱・装飾が細かく記され、
口伝と楽譜の両輪で現代まで伝承されてきました。
その音律は西洋音楽とも異なる独自の旋法体系を有しており、日本音楽史を理解するうえで欠かすことのできない存在です。
御詠歌とは
御詠歌は、仏・菩薩・祖師への信仰を三十一文字の和歌に託し、旋律に乗せて唱える、祈り「讃歌」です。
聲明より発して世俗の信仰と融合して生まれたその様式は、格調の中にも深い情感をたたえています。
本教室で学ぶこと
本教室では、実際に声に出して唱える実践に加え、
以下の内容を丁寧に学んでまいります。
|歴史|
慈覚大師円仁の入唐求法の旅、天台聲明の将来と発展、
比叡山における伝承の歴史、日本音楽への影響と系譜
|音楽理論|
博士(はかせ)の読み方と記譜法、天台聲明の音律と旋法体系、
音の装飾法(塩梅・こぶし・ゆり)、リズムと呼吸の関係
音律と五行、観想としての聲明
|実践|
基本的な唱え方と発声、御詠歌の節付けと唱誦、
聲明法要で用いられる代表的な曲目
教室のご案内
毎月1回開催
場所 関内ホール リハーサル室(横浜市中区住吉町4丁目42番地1)
講師 横溝 常之 師 天台宗 寶泉寺 住職
参加費 1,000円(当日払い)
定員 若干名(要予約)
持ち物 特になし。動きやすい服装でお越しください |
こんな方においでいただきたく存じます
∙ 天台聲明・御詠歌を学びたい方
∙ 日本音楽の歴史と理論に関心をお持ちの方
∙ 仏教文化・比叡山の伝統に触れたい方
∙ 瞑想・呼吸法として聲明を取り入れたい方
∙ 音楽経験・仏教の知識は一切不問
お申し込み
ご予約は下記の予約サイトよりお手続きください。
🔗 予約サイト:https://r.goope.jp/housenji/reservation/event/detail/36901
お問い合わせ
ご不明な点は、公式LINEよりお気軽にご連絡ください。
💬 公式LINE:https://lin.ee/YsMVhSw
慈覚大師が唐の地で聴き、命がけの航海とともに日本へと運んだ祈りの響き。
その千二百年の時を超えた音楽の流れに、どうぞあなたも触れてみてください。