11/11/2025
【28年ぶりに秘仏のご開帳を行いました】
先日は西音寺の秘仏である、
薬師瑠璃光如来をご開帳させていただきました。
諸事情で1日限りの開催となりましたが、
予想よりも遥かに超える、200人以上の方が、
お寺に足を運んでいただきました。
誠に感無量です!
田舎の名もなきお寺でひっそりと祀られていた、
薬師如来を輝かせることができて、
いち僧侶として嬉しく思っています。
平安時代から脈々と支えられてきた方に
対して、敬意と感謝を表すことが
少しはできたかなと思います。
これも今回こうやって開催できたのは、
お寺の檀家さん、役員さんのご協力、ご理解があったからだと思います。
薬師如来の修繕費、前日、当日の準備運営と、
お金と時間、労力をかけていただいたことに、感謝を申し上げます。
そして、
多くの方が知るきっかけとなった、
朝日新聞社の仲程様には、事前に取材をして
新聞、WEBメディアに掲載していただき感謝申し上げます。
【ご開帳の経緯】
今回28年ぶりにご開帳を行った経緯としては、
4年前に西音寺で大きな大法要を行う予定があり、
その機会に修復を行い、ご開帳も行う予定でした。
大法要にお参りの人が増えればという、
思いからです。
ただ、ご存知のとおり4年前は、
まだ世の中はコロナ禍でした。
会議に会議を重ねて、
ギリギリまで待ったのですが、
残念ながら大法要はかなりの縮小化となり、
ご開帳も流れてしまいました。
そんな悔しい思いから、
皆さんにいただいた恩をどこかで
返すことができないかと思い、
再度ご開帳のタイミングを伺っていました。
僧侶一人ではできませんし、
役員の方など協力していただけるタイミング。
それが今回の巡回説教と合わせた
ご開帳へと繋がっていったのです。
なので、28年ぶりという中途半端な
数字になったのですね。
以下、雑多な感想です↓
【行ってみた結果】
実際にご開帳を行ってみて・・・
正直仏像ファンの方を舐めてました!
朝のご開帳1時間前から、
お寺に来られ、待たれている方が数人。
愛知、広島、福井と他県から・・・
そんなこんなご開帳の準備やら、
来られた方の対応をしていると、
あれよあれよと本堂に人が・・・
いざご開帳が始まると、
怒涛のように昼ごろまで、
人の列が途絶えませんでした。
確かにネットメディアで、
朝日新聞の記事を取り上げて、
もらったとは言え、
そこまでバズって無かったですし、
言うてそこまで来ないだろう・・・
と思っていました。
ましてや他県なんて・・・と。
仏像ファンの方々恐るべしです。
御朱印のことをすっかり忘れていて、
(観光寺院じゃないので普段書かないため。)
急遽御朱印を求められ、
即席でテーブルを作り、皆さんが薬師如来を見る片隅で、御朱印をひらすら書くことに。
気づけば薬師如来の木片が入った、
限定お守りもお昼には完売。
大変でしたが皆さん
良い人ばかりで、
不手際なところも温かく見守っていただきました。
(書き置きの紙が汚くなってしまい申し訳ないです。)
御朱印を書きながら話していると、
以前お寺の体験に来られた方や、
西音寺が自分のルーツと言われる方、
住職の元同僚の方、
昔のブログを見て来られた方など、
いろんな繋がりをもった方たちと
お会いすることができ嬉しい限りです。
こういう御縁が生まれるのも、
薬師さんのおかげだなと思った次第です。
体験で来られた方は、
数年前まで悩める青年だったのに、
今や結婚しお子さんがおられる。
そういう元気な姿を見るだけで、
ただただ感無量です。
忙しかったのでちゃんとお話し
できなかったのが心残りですが、
またどこかでお話しをお聞かせ下さい。
【ご開帳に合わせて行った、巡回説教について】
昼からの巡回説教(恒例行事)も、
伊勢から玉泉寺住職の黒川住職が
布教師として来寺してもらい、
お説教をしてもらいました。
こちらも皆さんから、
好評をいただき嬉しい限りです。
遠くから来ていただきありがとうございました!
ご開帳という一つの節目が終え、
僕自身も普段お世話になっている檀家さんに、
西音寺の魅力、誇りというものを、
少しはお伝えできたかなと思います。
こんな田舎にそんな来ないだろう、
無名のお寺に来ないだろう、
雨だから来る人も少ない、
ほどほどにご開帳をしておこう、
と始まる前は
周りから思われているふしもありました。
理解してもらえないのは、
残念なところはあるのですが、
お寺の体験を始める前も、
同じ状況だったため、
今回も体現して、伝えようと信じ行ってきました。
仏教で言うところの、「信心」
信心を持って自らが行動し、
体現していけば、
ロウソクの火で線香をつけるように、
きっと後から伝わっていくだろうと。
結果、いろんな方のお力添えも
あって、200人以上の方が、
お寺に来ていただくことに繋がりました。
檀家さんの中でも、
お寺のイメージというものが、
少しは変わったのではないかなと思います。
可能性というのは、
どこか自分自身の中で、
型にはめ蓋をしているところがあります。
その理由は、
思い込みもしくは、
そう考えた方が楽だから。
というのに行きつく
のだと思います。
お寺も相応にして、
長い歴史がある分、
それに陥りがちです。
だからこそ、
それを今回少しでも、
壊したくて行った部分もあります。
そのために薬師さんの力を借りようと。
まだほんの一日だけの
出来事なので、
これでガラッと何かが変わる
わけではありませんが、
少しは西音寺の可能性、
魅力が伝わっていれば、
何よりだなと思っています。
あとは、また日々の積み重ねを通して、
西音寺の復興に繋げていければと思います。
雑多な感じになりましたが、
巡回説教&ご開帳を終えての感想を話させていただきました。
やはり終わった後に、
「やってよかった」
「来てよかった」
という顔や感想をもらうと嬉しいですね。
そういうことを、
より多く言ってもらえるような
お寺を目指し、これからも精進していきます。
改めまして、
今回足を運んでいただいた方、檀家さん、お寺の役員の方々、
朝日新聞社の仲程様、その他ご協力いただいた皆様に感謝を申し上げます。
次回ご開帳は、
少なくとも10年以上先になると思われます。
今回行けなかった方も、
次回、お越しいただけるように、元気でお過ごし下さい。
それでは寒い季節になってきました、
お体の方ご自愛下さい。
合掌