08/06/2026
【聖霊降臨節第3主日】《伝道する教会》
「伝道」という言葉を聞くと、多くの人は宗教を広める活動を思い浮かべるかもしれません。しかし聖書が語る伝道は、それだけではありません。
使徒たちは「わたしたちは、自分たちが見たことや聞いたことを話さないではいられない」と語りました。それは誰かを論破するためでも、勢力を広げるためでもなく、自分たちが見出した希望を分かち合わずにはいられなかったからです。
またイエスは病に苦しむ人の手を取り、再び人々の交わりの中へと戻されました。福音とは、人を孤独から解放し、生きる力を与えるものです。
現代社会には、不安や孤独を抱えながら生きる人がたくさんいます。そんな時代だからこそ、教会は「あなたは一人ではない」「あなたの存在は大切だ」という希望の言葉を語り続けたいと思います。
伝道する教会とは、大きな組織になることではありません。弱さを抱えた人々が支え合い、希望を分かち合う共同体であることです。
「ほかの村へ行こう。そこでも宣教するためだ。」(マルコ1:38)
キリストは今日も、苦しむ人のいるところへ歩み続けておられます。