玉川キリスト教会

玉川キリスト教会 二子玉川で年35。玉川キリスト教会は、聖書信仰と地域に根ざしたプロテスタント教会です。

玉川キリスト教会は、日本バプテスト教会連合に所属する、プロテスタントの教会です。
1989年、二子玉川駅前のビルを間借りして礼拝が始まりました。
2004年からは、二子玉川商店街の中にある現在の会堂で教会の活動をしています。
牧師:福井誠

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04/06/2026

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【今日のポイント】祈っているのに、なぜか何も変わらないと感じることはありませんか。助けを求めているはずなのに、むしろ遠くなっているよう...

【シーズン6】詩篇42篇をわかりやすく解説 押し寄せる苦しみの中で1.礼拝の場から離れ、神を感じにくくなる状況で 事情によって、公の礼拝の場から離れざるを得ず、その恵みにあずかれない時があります。長い信仰生活には、そんな時期を経験することも...
04/06/2026

【シーズン6】詩篇42篇をわかりやすく解説 押し寄せる苦しみの中で

1.礼拝の場から離れ、神を感じにくくなる状況で 事情によって、公の礼拝の場から離れざるを得ず、その恵みにあずかれない時があります。長い信仰生活には、そんな時期を経験することもあるでしょう。そして自分の確信とは異なる価値観で生きる人々に囲まれ、信仰が揺らぐこともあります。そうした時、私たちはどのように信仰を保てばよいのでしょうか。詩篇42篇は、神の御前に出ることができない現実の中で、その問いに向き合った詩です。 2.本篇の歴史的・文学的文脈 この詩は詩篇第二巻(42–72篇)の最初にあり、「コラの子たち」による詩です。彼らは神殿の礼拝で歌をうたう人たちの系統であり、この詩も礼拝との深い結びつきがあります。詩人はヨルダンやヘルモンといった北方の地にいて、シオンの神殿から遠く離れています。その理由ははっきり書かれていませんが、「礼拝できない状況」こそが、この詩の最も大きな背景となっています。また、似たリフレインが詩篇43篇にも登場するため、この二つを一つの詩として読むこともあります。 3.本篇の流れ では、この詩の流れにそって内容を見ていきましょう。 1–4節「神への渇き」神を求める心は、水をほしがる鹿のように切実であり、かつての礼拝の喜びを思い出すほど、神を慕う魂の渇きが深く表現されています。 5節「自分への呼びかけ」詩人は落ち込んだ自分に向けて、「神に望みを置け」と語りかけ、信仰を立て直そうとします。 6–10節「押し寄せる苦悩」しかし、自分に語りかけても、なお苦しみは消えません。それは、次から次と波のように神から送られる苦しみとして経験され、詩人を圧倒します。詩人は神に心を向けて祈りつつ、「なぜ私を忘れたのか」と問いかけざるを得ません。さらに、敵からあざけられるという辛い状況に置かれています。 11節「再びのリフレイン」状況は変わらないままですが、詩人は再び「神に望みを置け」と自分に言い聞かせます。中途半端な終わり方のようですが、43篇と一続に読むと、自然になります。 4.本篇の読み方 この詩は、「詩人が、神を感じられない現実の中で、過去の記憶を思い起こし、自分自身に信頼するように語りかけることで、信仰を保っている姿」を描いています。ここで注意したいのは、この詩をただの「前向き思考のすすめ」として読んだり、「こんな時こそ自分の意志をしっかり持ちなさい」という励ましのメッセージと考えたりしないことです。詩人は、ここで解決が得られず、何度も同じ言葉を繰り返しながら、葛藤し揺れている姿をそのまま表現しているのです。 5.現代の私たちに対する適用 信仰者の日常には、神を感じられない日が何日も続くことがあります。また、同じ信仰を持った人が近くにいなかったり、励ましを得られない日も少なくありません。そのような時に、過去の信仰者たちも同じような苦しさの中で祈ったことを思い出し、「神に向かい続ける」勇気を持つことが大切です。無理に自分を励まそうとする必要はありません。そうではなく、知っておきたいのは、ただ神に祈り続け、神との関係の中にとどまり続けることこそが信仰の歩みである、ということです。「なぜうなだれているのか。神に望みを置け」という詩の言葉のように、たとえ気持ちがすぐには変わらなくても構いません。心の向きを正しく神に向ける、その小さな一歩から一日を始めてみましょう。©Dr. Makoto Psalm 42 – Simple Explanation 1. A situation where we are cut off from worship and begin to feel distant from God There are times when, because of circumstances, we cannot take part in public worship and cannot receive its grace. In a long life of faith, there may be seasons like this....

1.礼拝の場から離れ、神を感じにくくなる状況で 事情によって、公の礼拝の場から離れざるを得ず、その恵みにあずか…

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03/06/2026

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【今日のポイント】神を求めているはずなのに、なぜか何も感じられない時間はありませんか。以前は確かだったものが、今は遠く感じてしまうとき...

【シーズン6】詩篇41篇をわかりやすく解説 弱っている時の人間関係1.何気ない言葉に傷つく… 体調を崩したり、気持ちが落ち込んでいるときには、人の何気ない言葉に深く傷つくことがあります。普段であれば気にならない一言でも、弱っているときは特に...
03/06/2026

【シーズン6】詩篇41篇をわかりやすく解説 弱っている時の人間関係

1.何気ない言葉に傷つく… 体調を崩したり、気持ちが落ち込んでいるときには、人の何気ない言葉に深く傷つくことがあります。普段であれば気にならない一言でも、弱っているときは特に心に響いてしまいます。一方で、ささやかな気遣いが大きな励ましになる場合もあります。 詩篇41篇は、まさに「弱っているときの人間関係」について語る詩です。そして、「弱い人にどう接するか」という問いを、私たちに投げかけています。 2.本篇の歴史的・文学的文脈 この詩篇は詩篇第一巻(1~41篇)の最後に位置づけられています。第1篇が「主に従う人の幸い」から始まるのに対し、この詩は「弱い者に心を配る人の幸い」で締めくくられています。 内容としては、病気や社会的孤立の中にある個人の祈りであり、敵対者や裏切りといった現実が背景にあります。また、9節は新約聖書(ヨハネ13:18)でも引用され、イエスが裏切られた場面と結びつけて語られています。最後の13節は頌栄(神をたたえる言葉)で、第一巻全体を礼拝の心で締めくくる役割を担っています。 3.本篇の流れ それでは、本篇の流れに沿って内容を見ていきましょう。  1~3節「弱者への配慮の幸い」弱い者に心を配る人は、主によって守られると語られています。そしてこの後明らかになるように、語り手自身が今まさに「弱い者」となっているのです。 4節「罪の自覚と癒しの祈り」自分の罪を認めながら、癒しを願う祈りが続きます。 5~8節「敵の悪意」敵は、表向きは親切でも、心の中では彼の死を望んでいます。 9節「親しい者の裏切り」やがて信頼していた友に裏切られ、苦しみが極まります。ここがこの詩の最も深い痛みであり、苦しみの頂点です。 10節「回復の願い」こうした状況の中で、主が立ち上がらせてくださることを願います。 11~12節「支えの確信」祈る中で、詩人は神が自分を支えてくださると確信を深めていきます。 13節「頌栄」最終的には、神への賛美の言葉で詩が締めくくられます。 4.本篇の読み方 詩篇41篇は簡単に言えば、「弱さや裏切りの中でも、神の支えに希望を置く信仰」を語っています。 つまり、「良いことをすれば必ず祝福される」という単純な教えではありません。実際には、正しい人も苦しみや裏切りに直面します。そして、弱い者に配慮する人自身が、そのことで苦しみも経験することがあるのです。この詩は正しく生きることの大切さを語りつつ、現実の苦しみも隠しません。その現実の中で、それでも神を信頼し続ける姿を描いています。 5.現代の私たちに対する適用 弱っているときに受けた言葉や態度は、心に残り続けます。だからこそ、この詩篇は私たちに問いかけます。「あなたが弱っているとき、何に支えを求めるのか」。そして、「あなたは弱い人にどのように接していますか」と。 今日は、自分が不安や弱さを感じたときに、自分の力だけで立ち上がろうとせず、神に支えを求め、神が立たせてくださるという確信に立つこと。そして、まわりの誰かに対して少しでも思いやりを示すこと。この二つを意識して過ごしてみましょう。ではまた明日。©Dr. Makoto Psalm 41 (Simple Explanation) 1. Introduction When your body is weak or your heart is deeply shaken, even a small word can hurt more than usual. Words that would not matter before begin to feel sharp, and simple actions from others can stay in your heart much longer....

1.何気ない言葉に傷つく… 体調を崩したり、気持ちが落ち込んでいるときには、人の何気ない言葉に深く傷つくことが…

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02/06/2026

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【今日のポイント】弱っている時ほど、普段なら気にならない言葉が心に残りませんか。助けてくれると思っていた人の態度が、急に違って見えるこ...

【シーズン6】詩篇40篇をわかりやすく解説 信仰を持っていても、いつもすべてが順調に進むわけではありません1.振り出しに戻ったと感じる時 「一度うまくいったのに、また同じ問題につまずいてしまった」――そのような経験をしたことはありませんか。...
02/06/2026

【シーズン6】詩篇40篇をわかりやすく解説 信仰を持っていても、いつもすべてが順調に進むわけではありません

1.振り出しに戻ったと感じる時 「一度うまくいったのに、また同じ問題につまずいてしまった」――そのような経験をしたことはありませんか。実は信仰の歩みでも、同じことが起こります。祈りがかなえられて順調だと思えたはずなのに、再び昔の不安や苦しみに直面することがあります。この詩篇は、まさにそのような現実の中で、私たちがどう神と向き合えばよいかを教えてくれます。 2.本篇の歴史的・文学的背景 詩篇40篇はダビデによる詩とされていますが、具体的な背景は特定できません。ただし、内容からは深い危機から救われたことや、再び訪れた苦難について語られているのがわかります。 文学的には、前半(1~10節)が「救いの証し」、後半(11~17節)が「再びの嘆願」という2部構成で、多くの研究者が認めています。特に後半は詩篇70篇とほぼ同じ内容が含まれており、両者が編集によって結び付けられた可能性も指摘されています。この詩は詩篇1巻の後半に位置し、「正しい人も苦しみの中で神に信頼し続ける」という主題を担います。 3.本篇の流れ それでは、詩篇40篇の流れに沿って内容を見ていきましょう。 1~3節「救いの回想」詩人は心から主を待ち望み、滅びから救い出され、新しい歌を与えられた過去の経験を思い出しています。 4~5節「信頼する人の祝福」その経験をもとに、詩人は、主に信頼する人の幸せや神の多くのみわざを語っています。 6~8節「従順の大切さ」神は犠牲よりも従順な心を求めることに気づき、自分の意志で神のみこころを行う決意を語ります。 9~10節「公の証し」与えられた救いの恵みを人々の前で語らずにはいられないという思いを述べます。 11節「祈りへの転換」ここから詩は、現在直面している苦しみへと視点を移します。 12節「今の苦難」災いや罪に囲まれている現実の苦しさが告白されています。 13~15節「神への訴え」神に早く助けてくださるよう願い、敵が退けられることを願っています。 16~17節「仲間とともに」主を求める人々の喜びを祈りつつ、自分の弱さを認めて神の憐れみを願って締めくくられます。 4.本篇の読み方 詩篇40篇は、「救われた経験に支えられた従順と証しが、続く苦難の中で再び神への祈りを生み出す」ということを示しています。よく誤解されやすいのは、「犠牲を喜ばれない」という言葉を、宗教的な行為を否定していると受け取ることです。しかし、ここで問われているのは制度としての行為ではなく、心のあり方です。神は形だけではなく、心からの従順を求めておられます。救いの歩みは、神の恵みに応えて生きるところに本質があるからです。 また、前半の「救いの体験」と後半の「現実の苦難」という2つのストーリーを一緒に読むことで、これがクリスチャンの信仰の現実であることが示されます。つまりこの詩は「救われても、なお苦難に遭い、神に祈り続ける」信仰者の姿を描いています。 5.現代の私たちへの教訓 私たちも、過去の恵みと今の不安の間で日々を過ごしています。この詩篇は、その両方を正直に神に訴えることを勧めています。まず、今まで受けた助けを思い出しましょう。そして、その経験を誰かと分かち合いましょう。さらに、神のみこころに従おうと今日1つの選択をしてみましょう。同時に、新しい苦しみがあるなら、そのまま「苦しい」と祈ってよいのです。もし、あなたが苦しみの中で、かつての信仰の喜びを感じられない状況にあるなら、こう祈ってみてください。「私は貧しい者ですが、主は私を顧みてくださいます」。変わらない神への信頼の一歩が、この詩篇をより深く味わうことにつながるでしょう。それでは、また明日。©Dr. Makoto Psalm 40 (Simple Explanation) 1. When You Feel Like You Have Gone Back to the BeginningHave you ever felt, “I finally moved forward, but now I am facing the same problem again”? The same thing can happen in a life of faith....

1.振り出しに戻ったと感じる時   「一度うまくいったのに、また同じ問題につまずいてしまっ…

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01/06/2026

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【今日のポイント】一度はうまくいったはずなのに、なぜ同じ問題にまた戻ってしまうと感じるのでしょうか。祈りが聞かれた経験があるのに、不安...

【シーズン6】詩篇39篇をわかりやすく解説1.言葉が心の中で燃え続ける 人間関係で、こんな悩みを抱えたことはありませんか。何かを言えば、その言葉が誤って伝わってしまうかもしれないと思い、うかつに話すことができず、結局は口を閉ざしてしまう。け...
01/06/2026

【シーズン6】詩篇39篇をわかりやすく解説

1.言葉が心の中で燃え続ける 人間関係で、こんな悩みを抱えたことはありませんか。何かを言えば、その言葉が誤って伝わってしまうかもしれないと思い、うかつに話すことができず、結局は口を閉ざしてしまう。けれども、心の中では怒りややるせなさがどんどん膨らんでいきます。そして、そうした状況からなかなか抜け出せず、「この関係はいつまで続くのだろう」と苦しい日々が続いてしまう。詩篇39篇は、まさにそのような現実の中で生まれた詩だと言えるでしょう。 2.詩篇39篇の歴史的・文学的背景 詩篇39篇は、第1巻(1–41篇)に含まれる「個人の嘆きの詩」です。表題にはダビデの名が記されていますが、特定の出来事に結びつけることはできません。むしろ、敵に囲まれた中で言葉を慎み、心の苦しみや人生の短さを神に訴える信仰者の祈りと読む方が自然です。また、続く40篇が「私は切に主を待ち望んだ」と始まることから、この39篇はその「待ち望み」へ至る深い嘆きの谷を描いていると考えられます。 3.詩篇39篇の流れ(再構成) ここからは、本篇の流れに沿って内容を説明します。 1–3節「沈黙しようとするが、できない」詩人は最初、悪いことを言わないようにと口をつぐもうとします。しかし、心の中では感情が抑えきれず、ついに沈黙を保つことができなくなります。 4–6節「人生の短さを知る」抑え込んだ気持ちはやがて、「このように過ぎていく自分の人生にはどんな意味があるのか」という問いに変わります。詩人は「私の一生は手幅ほどだ」と語ります。当時は身体の部位で長さを測り、手幅は短い単位でした。つまり、人間関係に疲れながら、人生の短さやむなしさがしみじみと身に染みてくるのです。 7–11節「希望が生まれる転換」絶望的な状況の中で、詩人はどこに希望を見いだすべきかを考えます。そして、「主よ、私の望みは、ただあなたにあります」とはっきり告白します。世界は偶然や人間の力だけで動いているわけではありません。たとえ神から罰を受けているように思う出来事があっても、神の配慮があるのです。詩人は「どうかその鞭を取り去ってください」と祈ります。 12–13節「旅人として祈る」私たちはこの世に永遠に住み続けるのではなく、短い間だけ「仮住まい」しているにすぎません。だからこそ、今の苦しみがいっそう重く感じられます。詩人は、その重苦しさを少しでも軽減し、心が安らぐように神に祈り求めるのです。 4.詩篇39篇の読み方 この詩は、悪者との緊張関係の中で黙り込んだ人が、その沈黙による苦しみを通して自分の人生の短さとむなしさを知り、最終的には神にのみ望みを託すという祈りを表しています。大切なのは、前半の苦しみの告白と後半の視点の転換をあわせて理解することです。信仰者はいつも神の視点で物事を考えて行動するのがよいと思いがちですが、実はそうとは限りません。詩人がここで祈っているのは、自分の痛みです。人間関係に疲れ、心が燃え尽きそうになったとき、その弱さを神の前で隠さず、素直な思いを言葉にしています。その中に、神に頼るしかない切実な気持ちが表れているのです。 5.現代に生きる私たちへのメッセージ 私たちも、ときに同じような状況に置かれることがあります。そのとき大切なのは、自分のありのままの気持ちを神に伝えることをためらわないことです。また、そうした状態が信仰者として「失格」なのではないと覚えておくことも重要です。「主よ、私の望みはあなたです」という祈りは、信仰者にとって基本となる祈りです。通勤の途中でも、家事の合間でも気にせず、神に心を向ける習慣こそが、信仰者の平安を築く源になります。それでは、また明日。 Season 6: Psalm 39 — Simple Explanation 1. Words that keep burning inside Have you ever felt this kind of struggle in relationships?You hesitate to speak, because your words might be misunderstood, so you stay silent.But inside your heart, anger and frustration keep growing....

1.言葉が心の中で燃え続ける 人間関係で、こんな悩みを抱えたことはありませんか。何かを言えば、その言葉が誤って…

【シーズン6】詩篇37篇をわかりやすく解説 悪い人の繁栄に心を奪われないために1.正直な人が必ずしも報われるわけではない 毎日のニュースや身の回りの出来事を見ていると、「正直な人が必ずしも報われるとは限らない」と感じることがあります。誠実に...
01/06/2026

【シーズン6】詩篇37篇をわかりやすく解説 悪い人の繁栄に心を奪われないために

1.正直な人が必ずしも報われるわけではない 毎日のニュースや身の回りの出来事を見ていると、「正直な人が必ずしも報われるとは限らない」と感じることがあります。誠実に働いている人よりも、要領よく行動する人の方が得をしているように見える、そんな現実に出会うと、心の中に小さな苛立ちや焦りが生まれることもあるでしょう。詩篇37篇は、まさにこうした気持ちに真正面から向き合っている詩です。 悪人が成功しているように見える世界で、信仰を持つ人はどのように生きればいいのでしょうか。ダビデは、人生経験を積んだ者としての落ち着いたまなざしで、この問いに答えています。 2.本編の歴史的・文学的な背景 詩篇37篇は、詩篇第1巻に含まれる知恵の詩で、ヘブライ語のアルファベット順に沿ったアクロスティック形式で書かれています。心情を吐き出す嘆きの詩ではなく、人生の教訓をきちんと整理し、心に刻み込むための詩です。前の36篇が「悪い人の現実」を描いていたのに対し、37篇は「それにどう向き合うか」に焦点を当てています。また、25節からダビデの晩年の作と考えられており、個人的な経験を越えた普遍的な知恵として伝えられています。 3.詩篇37篇の内容の流れ では、本篇の流れを見てまいりましょう。 1~11節「悪い人の繁栄に心を乱されてはいけない」 悪を行う者に腹を立てないように。彼らの繁栄は、すぐにしおれる草花のように一時的なものだと書かれています。むしろ、目には見えない神に心を向け、神の恵みをじっと待つよう勧めています。 12~20節「神は最後まで見ておられる」 今は悪い人が力強く見えても、神はその最期を知っている。彼らの力は失われ、正しい人は守られる、と伝えます。 21~26節「正しい人の歩みは支えられる」 正しい人ですべてがうまくいくわけではありません。神に信頼して歩もうとする人もつまずきますが、神が手を取ってその生涯を支えてくださると語られています。 27~33節「正義の道を歩み続けよ」 だから、目の前の状況に左右されず、神に従う正しい生き方から外れないようにしなさいと教えています。 34~40節:「最後には正しい者が解き放たれる」 神は最後に必ず正しい人に良いことをしてくださると語られています。神に身を寄せる者を、神は守ってくださるのです。 このように、詩篇37篇は同じ教訓を繰り返し言い換えながら、読者の心にしっかりと刻み込むように語られています。 4.詩篇37篇の読み方 この詩はよく「正しく生きれば必ず報われる」という因果応報の考え方で読まれがちです。しかし、文脈の強調点はそこではありません。この詩が語っているのは、結果や報いがなかなか現れない現実を前提としつつ、それでも神の時を信じて待つ生き方です。つまり、悪い人の繁栄に心を揺らしたり迷ったりする人たちへ、正しい方向を指し示すものです。「地を受け継ぐ」とは、必ず成功するという意味ではなく、神の秩序のもとで安心して生きられる場所が与えられる、という約束を表しています。 5.現代の私たちへのメッセージ 詩篇37篇は、世の中の矛盾に対して怒りや不安を感じてはいけない、と言っているのではありません。むしろ、その感情を否定するのではなく、人生の時間を神に委ねるように、と教えているのです。今日一日、誰かの成功や不正に心がざわついたときには、「今」だけで判断するのではなく、「最後」を神に委ねましょう。その一歩こそが、この詩の知恵に生きることです。では、また明日。 Psalm 37 Why injustice feels real when the wicked seem to win 1. Honest People Are Not Always Rewarded When we look at daily news or events around us, we sometimes feel that honest people are not always rewarded....

1.正直な人が必ずしも報われるわけではない 毎日のニュースや身の回りの出来事を見ていると、「正直な人が必ずしも…

【シーズン6】詩篇36篇をわかりやすく解説―心の闇から、神の光へ1.自分の心にある声から始まる  私たちは日々、多くの言葉を耳にしながら生きています。自分を正当化する声や、他人を見下す声、不安や諦めといった声。それらは、私たちの心の奥底に届...
01/06/2026

【シーズン6】詩篇36篇をわかりやすく解説―心の闇から、神の光へ

1.自分の心にある声から始まる 私たちは日々、多くの言葉を耳にしながら生きています。自分を正当化する声や、他人を見下す声、不安や諦めといった声。それらは、私たちの心の奥底に届き、何度も響いて残ることがあります。詩篇36篇は、そうした私たちの内面で生まれる思考のクセに、静かに目を向けさせる詩です。つまり、外の世界にある悪ではなく、まずは自分の心にある「声」から始まるのです。 2.本篇の歴史的・文学的文脈 内容に入る前に、三つのポイントを押さえておきましょう。まず、表題にダビデの名が記されていますが、実際にダビデ本人が書いたかどうかははっきりしていません。次に、詩篇36篇の構造は詩篇14篇や73篇と同じく、悪の現実を直視しながら、最後には神の義と恵みに目を向ける流れになっています。さらに、この詩の中心にあるのは、古代イスラエルの信仰において「神を恐れること」が倫理の出発点であり、その前提を失うと人はどうなってしまうのか、という問いです。 3.本篇の流れ それでは、詩の流れを見ていきましょう。 1–4節 「悪しき者の内面」 ここでは、悪しき者が神を畏れないという根本的な問題が語られます。そのため、彼は自分自身にうそをつき、自分の咎に正しく向き合えなくなっています。このような状態だと、自分の心の歪みにも気づけず、言葉や行いも神が望まない方向へ向かってしまうのです。そのような悪しき者の声を心にとどまらせてはなりません。 5–9節 「悪を包み込む神の恵み」 ですから5節からは、視線が一気に天へと向けられます。人の闇とは対照的に、神の慈しみは天まで届き、真実は雲の高さまで及び、義は揺るがない山のようだとたとえられます。神のさばきも深い海のように計り知れません。ここで神の恵みは、一人一人の心の内を超えて、世界全体を包み込む現実として描かれるのです。 10–12節「祈りと確信としての結末」 最後に詩人は祈ります。神の慈しみと義が今も注がれるように、また高ぶる人や悪しき者に踏みにじられないように願うのです。結びでは、悪が「倒れるだろう」ではなく、「倒れた」と過去形で表現されています。これは悪の終わりが、すでに確実なものであると宣言しているのです。 4.本篇の読み方 これまで伝統的な説教では、5–9節の美しい賛美が特に強調されてきました。聖書からよいメッセージを受け取りたいという、私たちの読み方の傾向が表れているのかもしれません。しかし、文脈を重視するなら、その賛美は1–4節の冷静な現実観察に基づいていることを忘れてはいけません。 詩篇36篇は、単に「神はすばらしい」と感情を表現する詩ではなく、「人間の心にある罪」と「神の圧倒的な恵み」を並べて描き出しています。このことから、この詩は現実逃避の言葉ではなく、むしろ現実を真剣に見つめた信仰の言葉であることが分かります。 5.現代の私たちに対する適用 私たちも日々、心の中で多くの声を聞いています。詩篇36篇は、私たちがその声に影響されやすいものであること、そのこころの弱さに気づくよう呼びかけます。そして、さらに私たちの目を神の恵みへと向け直すことに招かれているのです。 一日が始まるとき、目の前の問題に翻弄されるのではなく、「あなたの光のうちに、私たちは光を見る」という言葉を思い出したいものです。悪のことばが心に強く響くような日も、その何倍も広く、深く、そして確かな、神のことばに耳を傾けてまいりましょう。そして、その光のもとで、今日という一日を歩み出しましょう。また明日お会いしましょう。 Psalm 36 | When the inner voice starts to feel slightly off 1. Introduction Psalm 36 shows a different kind of focus. It quietly leads us to look at a habit in our own hearts. It does not begin with evil in the outside world....

1.自分の心にある声から始まる 私たちは日々、多くの言葉を耳にしながら生きています。自分を正当化する声や、他…

住所

玉川四丁目10番20号
Setagaya-ku, Tokyo
158-0094

電話番号

+81337075216

ウェブサイト

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