06/05/2026
五月人形に込めた想い(2026年5月6日)
新緑が目にまぶしい季節となりました。
本日、5月6日はゴールデンウィークの最終日!
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
現在、実相寺の応接室には、五月人形が飾られております。
奥様が心を込めて整えられたその凛々しい姿は、訪れる方々の目を楽しませてくれています。
武士の精神と「実相寺」のルーツ
五月人形、特に「兜(かぶと)」や「鎧(よろい)」を飾る風習は、鎌倉時代の武家社会に由来すると言われています。
武士にとって、防具である鎧兜は自分の身を守る大切な宝物。同時に、男児の健康と成長を祈る象徴でもありました。
実は、私共臨済宗と武家文化には深い関わりがございます。
鎌倉時代、質実剛健を重んじた武士たちは、自らの心を律するために禅宗を厚く信仰しました。
ここ青山の実相寺も、そうした歴史の薫りを今に伝える場所です。
五月人形の凛とした佇まいは、かつての武士たちが大切にした「強く、正しく生きる」という精神を思い出させてくれます。
連休を楽しまれた皆様へ:故人様からのメッセージ
この連休中、旅行やレジャー、あるいはご自宅でのんびりと、思い思いの時間を過ごされたことと存じます。
一方で、 「連休中に旅行ばかりして、お参りに行けなかった」
「自分たちだけ楽しんでしまい、ご先祖様に申し訳ない」
そんなふうに、少し後ろめたさを感じていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。
けれど、どうか安心してください。
春のお彼岸が過ぎ、夏のお盆を控えたこの新緑の時期。ご先祖様や大切な故人様は、きっとこう仰っているはずです。
「この連休くらい、自分のことだけを考えて、思い切り楽しんでおいで」
私たちが笑顔で元気に過ごしていることこそが、故人様にとっての何よりの供養です。
ご自身を労い、リフレッシュされた皆様の明るい表情を見ることこそが、ご先祖様の願いではないでしょうか。
結びに
連休が明け、明日からはまた日常が始まります。
もし「少し足が遠のいてしまったな」と感じていらっしゃるのであれば、その優しさをそのまま抱えて、また折を見てお顔を見せにいらしてください。
皆様の健やかな毎日をお祈りするとともに、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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