11/11/2018
嘘をつかない人
テーマ:御法門
御 教 歌
あらはれる 事をばしりて かしこきは
人にうそをば つかぬ也けり
本当に心の賢い人は、人に嘘をつけば、いつかは事にふれてあらわれてくるものであることを知り、嘘をつかないものである。
このように仰せいただいた御教歌です。
「嘘は後(うしろ)から剥(は)げる」という言葉がありますように、嘘は何時かばれるものです。
逆の言葉に
「嘘で丸めて上手(じょうず)でこねる。」
とありまして、嘘で固め上手に世渡りをしていく人のことを指す言葉です。
また、次のような滑稽(こっけい)な言葉もあります。
「嘘と坊主の頭はゆったことがない」・・・
嘘は絶対に言ったことがない・・ということですが、「言う」と「結(ゆ)う」をかけた洒落(しゃれ)で、確かに坊主の頭には髪の毛はないものです。
いずれにせよ、「嘘をつく」ということは良くないのです。
嘘のなかにも、人を欺(あざむ)くような嘘は絶対に良くないです。
結局はその嘘から人を傷つけ、その傷つけたことから恨まれ、また自分自身にいずれ還(かえ)るようになるのです。
ですから、心のかしこい人は、人を欺く嘘をつけば必ず自分に還ってくるのを知っていますから、嘘をつかないのです。
嘘をついてまで己の欲を満たしたところで、人に嫌われ信用を失ったのでは、何の価値も意味もありません。
それより、人から信頼されるようになっていき
「あの人は実直で嘘は絶対つかない人だ!」
このように言われて生きていった方がどれだけ価値があるかわかりませので、嘘をつかない人になっていきたいものです。