08/06/2026
6月6日は「梅の日」。
紀州梅奉納奉告祭
全国一の梅の産地として知られる和歌山県田辺市・みなべ町を中心とした「紀州梅の会」様より、今年も青梅が奉納されました。
その由来は、室町時代の天文14年、1545年にまで遡ります。
日照りが続き、人々が雨と五穀豊穣を願っていた頃、後奈良天皇が賀茂神社へ梅を奉られたところ、恵みの雨が降り、五穀豊穣をもたらしたという故事が伝わります。
その故事にちなみ、紀州で大切に育てられた青梅が、いまも下鴨神社へ奉納されています。
梅は、ただの果実ではありません。
その酸味と香りは食を支え、保存の知恵として暮らしを守り、古くから人々の健やかな営みに寄り添ってきました。
紀州の山あいで育まれる梅。
その一粒一粒には、土を守り、木を育て、実りを待つ人々の手仕事と祈りがあります。
下鴨神社へ奉られる青梅は、産地から神域へ届けられる季節の恵みであり、自然と人の営みへの感謝をあらためて思い起こさせてくれます。
下鴨神社には、季節を通じて受け継がれる「農」と「食」の祈りがあります。
5月24日には、神饌田にて御田植神事が執り行われました。
御祭神へお供えする御米を育てるため、子どもたちが苗を植え、青年会や地域の皆さまが田を守り、秋の抜穂祭、そして伊勢神宮への奉納へとつながっていきます。
6月1日には、氷室開き。
夏の訪れを告げる氷や野菜が御神前へ供えられました。
そして6月6日には、紀州の梅が奉られます。
神饌田の御米。
氷室の氷。
紀州の梅。
季節ごとに、日本各地の実りと、人々の崇敬が糺の森へ寄せられ、御神前へと結ばれていきます。
京都だけではなく、日本各地の農と食の営みが、下鴨神社の祈りへとつながっていること。
紀州梅奉納奉告祭は、そのことを静かに伝えてくれる大切�