海應院(海応院)

海應院(海応院) 曹洞宗寺院。開創は1536年。関ヶ原に先立つ第二次上田合戦で、真田と徳川による駆け引きの舞台となったという伝承がある。境内の松は推定樹齢380-390年とされ、「潜竜の松」と呼ばれる

【深緑】 新緑が深緑へと移り変わる時節、境内地や隣接する畑をウロウロする楽しみが増えてきました。 銅葉マニアにとって花はオマケみたいなもの。とはいえ背景がシックなのでよく映えます。 淡竹のタケノコの先端は縄文土器のような意匠。わずかの間だけ...
01/06/2026

【深緑】
 新緑が深緑へと移り変わる時節、境内地や隣接する畑をウロウロする楽しみが増えてきました。

 銅葉マニアにとって花はオマケみたいなもの。とはいえ背景がシックなのでよく映えます。

 淡竹のタケノコの先端は縄文土器のような意匠。わずかの間だけ見られるアートです。

 湧き水もないのに湿地性カラーが隆々と咲いてます。ようやく発芽が出揃った畑地性カラーより偉丈夫です。

 コモロスミレは種がこぼれ始めました。ごっそり持ってかれた「不許葷酒入山門」の石柱のつなぎ目にまいてみました(昨年4月23日「花盗人」参照)。

 ダリアは植えつけから1ヶ月。雨が極めて少なかったせいか、初期成育は面白くない状態。未発芽の株は浅く掘ってみて、5球は植え替えと判明。台風と梅雨の雨にお任せするしかありません。

【知らないことが多すぎる】 「上棟式の吹き流しを持ち帰ってしまって…」。施工会社の部長から電話をもらいました。「?」「腹帯にすると安産が叶うと施主様に渡すんです」「なるほど!」「今は化繊製なので使うことはできませんが」「お守りにはなりますね...
21/05/2026

【知らないことが多すぎる】
 「上棟式の吹き流しを持ち帰ってしまって…」。施工会社の部長から電話をもらいました。「?」「腹帯にすると安産が叶うと施主様に渡すんです」「なるほど!」「今は化繊製なので使うことはできませんが」「お守りにはなりますねー」。

 上棟式にまいた餅は焼いて食べてはいけないと知ったのも、炙って頂戴して腹におさまった後。しまった、火事になったらどうしよう。翌朝あわてて火盗潜消のお経をあげました。

 本堂に入る玄関に沓脱ぎ石(くつぬぎいし)があります。文字通りそこで靴を脱いで上がるわけですが、一段上の敷物まで土足であがってしまう人が10組に1組ほど。そういうものに触れる機会が減っているのでしょう。

 世の中知らないことばかりです。自分の担う領域ですら怪しい。ましてや経験ない分野は、しょっちゅう冷や汗をかいてます。

 でも知ることは楽しい。したり顔さえしなければ、皆さん親切に教えてくれます。偉人が語った「無知の知」ではないけれど、無知を自覚すると世界が広がります。

 昨日、畑を手伝ってくれる〝花娘〟の皆さんと、今年初めての草取り例会をしました。枯れかけたぺんぺん草やらブルベリーのチップに出てくる昼顔やらを成敗してもらい、スッキリ整いました。

 この時期に目立ってくるアカザという雑草は放置すると1.5mほどの高さに育ち、極めて軽くて硬くなるので良い杖になると聞きました。昔は畑の隅っこで育てている風景もあったといいます。水戸黄門や松尾芭蕉の杖もアカザだったかも。水戸市植物公園では「杖作り教室」が秋の恒例行事だそうです。

 この数日の暑さでシャクヤクの早生種は一気に開きました。この雨で散り散りになるでしょう。本堂正面の「水引・柱巻」という飾りを、これまでの紺色から緑の夏バージョンに衣替えしました。

【月の女神】 本堂前の庭に美しい蛾がたたずんでました。 オオミズアオです。「英語圏ではその神聖な美しさから Luna moth(ルナ・モス)と呼ばれ、ギリシャ神話の月の女神にもなぞらえられる」とGoogleに教わりました。早朝、遠目に見かけ...
15/05/2026

【月の女神】
 本堂前の庭に美しい蛾がたたずんでました。

 オオミズアオです。「英語圏ではその神聖な美しさから Luna moth(ルナ・モス)と呼ばれ、ギリシャ神話の月の女神にもなぞらえられる」とGoogleに教わりました。早朝、遠目に見かけたとき、もしやと思って胸が高鳴りました。子どもの頃、山で初めてカブトムシやオオムラサキを発見した時のようなドキドキ感でした。

 1ヶ月ほど前、畑を手伝ってくれる〝花娘〟の方が、羽化したばかりのオオミズアオとみられる写真を送ってくれました。こんなに早く実物にお目にかかれるとは。成虫になると口が退化してエサを食べられなくなるため、成虫としての寿命は1週間ほどだそうです。姿が美しすぎるだけに、はかない無常感が漂います。

 しばし撮影させてもらった後、そっと草地に放しました。目にする機会が少ないため、〝幸運をもたらす〟と言われるそうです。先の上棟式が好天に恵まれたので、幸運の先食いだったと思うことにします。

 アヤメやヤグルマギクの青は涼感と鎮静効果をもたらしてくれます。シャクヤクは赤・ピンク系から開き始めました。

【無事円成】 朝7時のNHKニュースでは9時から雨…。 お天気アプリも10時から雨…。 にもかかわらず「念彼観音力」の祈りが通じたか。檀信徒会館改築建立の上棟式は、好天のもと無事に円成(えんじょう)なりました。 綿密な準備と度重なるリハーサ...
13/05/2026

【無事円成】
 朝7時のNHKニュースでは9時から雨…。
 お天気アプリも10時から雨…。

 にもかかわらず「念彼観音力」の祈りが通じたか。檀信徒会館改築建立の上棟式は、好天のもと無事に円成(えんじょう)なりました。

 綿密な準備と度重なるリハーサルで儀式を担ってくれた寺島工務店の皆さん、ご参加いただいた関係業者の皆さん、楽しみながらご助力いただいた総代の皆さん、お集まりいただいた檀家やご近所の皆さん、全ての方に感謝申し上げます。

 祝齋の樽酒がしみました。

【上棟式13日に】 地球が滅亡してなければ、100年200年後も残る建物です。立柱式から2ヶ月、みるみる姿を整えていく檀信徒会館建て替え工事は、13日(水)に上棟式を迎えます。牡丹の香りが漂う中、腕をふるってきた職人たちによる伝統的な「工匠...
10/05/2026

【上棟式13日に】
 地球が滅亡してなければ、100年200年後も残る建物です。立柱式から2ヶ月、みるみる姿を整えていく檀信徒会館建て替え工事は、13日(水)に上棟式を迎えます。牡丹の香りが漂う中、腕をふるってきた職人たちによる伝統的な「工匠式」がメインです。

 10時20分、善光寺木遣りの先導で山門から現場会場へ入場。法要読経の後、11時過ぎから「工匠式」が始まります。

 「招致(めしたて)の儀」。工匠(棟梁や職人)を招き入れ役職を任命する。
 「丈量(じょうりょう)の儀」。建物の位置や部材が設計通りできているか測量する。
 「槌打ち(つちうち)の儀」。永年の無事を祈り、掛け声とともに棟木を屋根の最上部に打ち固める。
 「寿詞(よごと)」。大棟梁が安全と安寧を願って祝詞を読み上げる。

 総代長や住職の挨拶の後は餅まきです。12時過ぎ頃になる予定です。風味堂から届く出来たての餅、福銭、お菓子などを盛大にまきます。

 ギャラリーが多いほど職人たちは燃えるそうです。地元の紺屋町と荒町には回覧板で告知しました。地域の幼稚園や小学校にも声がけしたものの、行事予定が入っていたり〝宗教の壁〟があったりでダメでした。駐車スペースがほぼ無いので、徒歩で来ていただくことになります。全てアウトドア行事ですが、休憩用に本堂を開放します。

 棟札2枚を書きました。諸仏諸天善神に加護を頼み、縁ある皆さんの安寧を祈るものです。また総合監修・設計監理から型枠・土工事まで、施工に携わってくれた人や会社の名前を建物に残す記録でもあります。上棟が終われば天井裏に納められ、いずれ後世の人が目にすることでしょう。

 今さら上手に書こうとしてもできるわけもなし。ただ魂だけは込めました。不慣れな四つん這いの姿勢で一日半かかりました。ムダな力が入ったせいか、あちこち筋肉痛になりました。

【春の終わり】 連休中にダリアの球根を植え終わりました。今年は例年より少し減らして79球です。当山の春もこれでようやくお終い。朝夕はまだ肌寒いものの、暦の上では本日「立夏」を迎えました。 春はとにかくせわしない。先月26日の大般若法要・世話...
05/05/2026

【春の終わり】
 連休中にダリアの球根を植え終わりました。今年は例年より少し減らして79球です。当山の春もこれでようやくお終い。朝夕はまだ肌寒いものの、暦の上では本日「立夏」を迎えました。

 春はとにかくせわしない。先月26日の大般若法要・世話人総会がオフィシャルなヤマ場です。年に一度の大事な説明の場でもあります。会計や檀信徒会館建て替えに関する報告、ご担当いただく檀家各家を記した新しい台帳や決算書など、用意する資料は中々のボリュームです。草刈り芝刈りで外回りも一通り整えて、多少のかっこつけをしなくてはなりません。

 総会を終えたら野良着モード。ダリアの畝を作って支柱を立て、屋内保存していた球根を〝蔵出し〟して、植えつけまで一気呵成です。手間暇はかかりますが、こちらは全くの道楽なので、苦にはなりません。今年は発芽不良へのリスクヘッジとして、2球植えを幾つか試してみました。

 本堂の前で球根を保存箱から出していたら、観光のオバさんが「発掘した土器かと思った」と話しかけてきました。なるほど土が付着した塊が大量にゴロゴロしてたら、そう感じるかもしれない。人の想像力は偉大です。

 桜が散って、シャクナゲが終わって、スミレが盛りを過ぎて…。藤や牡丹が香り始め、シャクヤクの早生種の蕾はピンポン球に近づきつつあります。境内に響くウグイスの求愛は、まだしばらく続きそうです。

【桜まつり】 やたら冷えると思ったら今朝は氷点下。 おかげで花もちがいい。 金曜の雨に耐えられれば、週末まで楽しめるかも。
08/04/2026

【桜まつり】
 やたら冷えると思ったら今朝は氷点下。
 おかげで花もちがいい。
 金曜の雨に耐えられれば、週末まで楽しめるかも。

【催花雨】 彼岸明け、長短織り交ぜて雨が随分降ってくれました。それまでのカラカラ天気がウソのようです。空模様をにらみながら行う春先の作業、今年は随分追い立てられました。 墓地や駐車場の除草剤まきは雨後が最適。粒状の薬剤が地表で溶けて浸透し、...
03/04/2026

【催花雨】
 彼岸明け、長短織り交ぜて雨が随分降ってくれました。それまでのカラカラ天気がウソのようです。空模様をにらみながら行う春先の作業、今年は随分追い立てられました。

 墓地や駐車場の除草剤まきは雨後が最適。粒状の薬剤が地表で溶けて浸透し、飛散も防げます。ハイバーXとカソロンの5対3ブレンドが当山仕様です。この時期サボらなければ、夏まで穏やかな気持ちで過ごせます。

 芝生にカツを入れる肥料は雨前がベスト。施肥に先立って枯れ芝を一気に処理します。表面を1ー2㎝ビーバーで刈って、サッチという枯れ草の堆積をかき出します。厚い布団を無理矢理引き剥がして休眠からたたき起こすイメージ。初夏に向けて緑の立ち上がりが確実に早まります。

 こうして集めた枯れ芝軽トラ一杯分。いつもの捨て場も雨でぬかるんでいて、タイヤがスタックしてしましました。近くの整備工場にレスキュー要請するのは昨年に続いて2度目です。社長ありがとう。

 寒冷地にとっても催花雨となりました。カタクリやオキナグサなど春のレギュラー組に先導されるかのように、桜もポツポツ開き始めました。週末の雨を経て、いよいよ本番を迎えます。

【還土】 湿り気を帯びたお骨を乾かすため、天日干しにしたことがあります。風の少ない良く晴れた日、人目につかぬ場所にシートを敷いて。猫がくわえていくことはないと思いつつ、目を離すわけにもいきません。写真でしか知らない母方の祖父のお骨です。10...
20/03/2026

【還土】
 湿り気を帯びたお骨を乾かすため、天日干しにしたことがあります。風の少ない良く晴れた日、人目につかぬ場所にシートを敷いて。猫がくわえていくことはないと思いつつ、目を離すわけにもいきません。写真でしか知らない母方の祖父のお骨です。10年ほど前のことです。

 昭和14年に55歳で急逝しました。鉄鋼会社の中堅幹部でした。戦時色が濃くなると、残された祖母と娘3人は長野に疎開しました。揃いの洋服を誂えてもらった生活は一変しました。戦中戦後、夫や父を失った家族は少なくありません。4人も同じように、辛苦の時を過ごしたそうです。

 祖父のお墓は東京の霊園にありました。没後80有余年。長女次女が他界し、三女である母も高齢で墓参もままならなくなりました。そこで親戚で話し合い、このお墓を当山墓地に移すことになりました。ほどなく石塔と一緒に祖父のお骨が到来しました。古いお墓なので、どうしても水が入ります。そのまま納めるのも忍びないと、天日干しを敢行したわけです。

 残っている写真は、遠くを見ているような表情の1枚だけ。母が6歳の時に死別してるので、エピソードもあまり聞いてません。情報量は圧倒的に乏しいのに、その人のリアルが目の前にあるというアンバランス。遺伝情報の4分の1を受け継いだ自分の存在の根拠が、手触りを伴ってここにある不思議さ。じっくり眺めたり触れてみたりしながら、忘れられない時間を過ごしました。

 ある檀家さんの納骨法事でそんな祖父の話をしました。それが機縁になったのか、その方が「洗骨粉骨」を事業として始めました。お墓に一度納まっていたお骨を丁寧に洗う。希望があればさらに手を加えて粉末状にし、土に還しやすい形にする。長野市の女性が一人で手がけていた取り組みを継承する形で事業を立ち上げ、1年になります。

 その檀家さんのお墓は先祖や縁者7柱で満杯状態でした。壺からあけて土に還すにしても、室の床に厚く敷きつめることになるし、今後新しい骨壺をその上に重ねて置くのも抵抗がある。それで頼ったのが、長野市の女性でした。「お骨の乾燥まではご自身でやってください」と言われ、3柱分を天日干しにしたそうです。過程の一部を手がけたことによって、この取り組みは誰かの役に立つことができると考えるようになりました。この1年、引き合いの8割は北信地域だそうです。お骨を骨壺に収めないという習慣、善光寺さんの存在等が地域性を際立たせているようです。

 お彼岸の中日。父方である「矢嶋家」のお墓を新たに設け、開眼供養を行いました。これを機会と考え、父方の祖父母、曾祖母の洗骨粉骨を依頼し、納骨室の土に還しました。依頼に先立ち母方の祖父の時と同じように、ゆっくりとお骨と対面しました。もう一方の存在の根拠ですから。粉末状になっても重量はそれほど変わりませんが、容積は大幅に減少します。後に続く世代のため、少しばかり場所を譲っていただきました。

東信舎 https://toshinsha.net/

【立柱の儀】 柱が立つと、いきなり建物らしくなってきます。足場を組み上げた檀信徒会館の建て替え現場で、昨日「建て方」が始まりました。 最初の1本は大広間の床柱。クレーンで降ろして土台と連結した後、般若心経を読誦して工事の更なる安全を祈ります...
12/03/2026

【立柱の儀】
 柱が立つと、いきなり建物らしくなってきます。足場を組み上げた檀信徒会館の建て替え現場で、昨日「建て方」が始まりました。

 最初の1本は大広間の床柱。クレーンで降ろして土台と連結した後、般若心経を読誦して工事の更なる安全を祈ります。朝8時の現場は-2℃。春らしい陽気とはいえませんが、好天続きなのは工事をするには有り難いことです。

 床柱は7寸角を2本立て、虹梁という彫り物を施した化粧梁で間を繋ぎます。大工職人が片側3人、両方で6人がかりの作業です。引っ張って緩めて、削って叩いて、あるべき姿に落ち着かせていく仕事ぶりは見事です。

 柱や梁の木材は既に運び込んであるので、作業は一気呵成です。玄関等にも使う檜の7寸は、長さ4m、重さが約100㎏超。1本10ー15分ほどでピタリと着地し、次の柱へと移っていきます。1月に搬入された大梁も出番を待つばかりです。

 大松の枝は何カ所か植木屋さんにたわめてもらい、組まれた足場と絶妙に絡み合ってます。また足場の南東角は枝垂れ桜にも食い込んでいて、1ヶ月後は絶好の花見ポイントとなりそうです。

 東日本大震災から15年の日。その時間、梵鐘15声を鳴らし、鎮魂の回向をつとめました。。

住所

小諸市荒町1-6/5
Komoro-shi, Nagano
384-0014

電話番号

+81267220307

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