05/06/2026
2026年 6月7日巻頭言
「 愚かな金持ちの譬え~聖書が教える富の用い方~ 」
福音書の中で、イエスはたびたび「神と富」について教えておられます。今日の箇所でのお金のテーマは「遺産」です。
群衆の一人がイエスに「兄弟に遺産を分けるように忠告してほしい」と言います。「放蕩息子の譬え」でも、遺産を「生前贈与」してもらうことが別離のきっかけになっています。とてもデリケートなお話です。これを受けてイエスは、たとえ話を語られます。
「ある金持ちが、これから何年も生きていくだけの蓄えを作ったが、その夜彼は突然死んでしまうことになった。金持ちが用意した蓄えは誰のものになるのか?」
この譬えによるならば、蓄えは子どものものになると言えるでしょう。しかし、伝えようとしているメッセージは異なります。
私たちの身近にも、一生涯を質素倹約で貫き、富を蓄えたのに、使うことがないまま死んでしまう、ということがあります。しかもその富は、兄弟の争いの種になることがあるのです。富は本来、自分たちのいのちを守り豊かにするためのものです。イエスは、富について何を語ろうとしているのでしょうか。共に考えましょう。
(週報より/西脇牧師)
写真は聖書植物園のギンバイカ(ミルトス)です。