05/07/2026
ご無沙汰しております。
さて、間もなく七夕です。
現代では全く別の行事に見える「七夕」と「お盆」ですが、旧暦では、お盆の始まりを伝える一つの連なった行事でした。
古くは七月七日を「七日盆(なぬかぼん)」と呼び、お墓掃除やご先祖様を迎える棚の組み立てなど、お盆の準備を本格的に始める日でした。
また「たなばた」という言葉の語源には仏教の縁があり、お盆にご先祖様の霊を迎えるために掲げる旗を「棚幡(たなばた)」と呼んでいたことに由来します。
七夕飾りの竹や笹も、あの世から還られるご先祖様の精霊が迷わずに降りてこられるよう、神聖な「依り代(目印)」として立てられたのが始まりでした。
さらに、七夕でおなじみの「五色の短冊」、お寺の本堂に掲げられる「五色旗(五色幕)」は、どちらもお釈迦様の「お体」や「優れた教え(智慧)」を五つの色で表した同じルーツを持っています。
🔵 青(緑)は心穏やかな状態を表し、短冊には「人間力を高める・人を思いやる願い」を込めます。
🔴 赤はたゆまぬ努力を表し、「祖先や両親への感謝の心」を込めます。
🟡 黄は豊かなお心を表し、「人間関係を良くする・誠実さの願い」を込めます。
⚪️ 白は清らかな心を表し、「規則や義務を果たす・正しい行いの願い」を込めます。
🟣 紫(黒)は困難を耐え忍ぶ心を表し、「学業や仕事の向上の願い」を込めます。
このように短冊の色には、単なる飾りではなく、ご先祖様への感謝や自己を高めるための祈りが込められているのです。今年の七夕はぜひ五色の意味を意識しながら、間もなく還られるご先祖様へ一足早く想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
合掌