19/06/2019
大浦神社社報第45号発行しました。
http://www.kcv.ne.jp/~ooura-j/syahou45.pdf
~宮司のことば~
題:『変わらないで欲しい』
時は平成元年今から約30年前、携帯電話など無かった頃には、待ち合わせの時に相手が10分、20分、30分経っても現れないと、何かあったのではと心配したものでした。デジタルカメラがフィルムカメラの販売台数を逆転したのは2005年(平成17年)。フィルムカメラの頃には、貴重なフィルムで記録した一枚一枚の写真がとても愛おしく感じられました。さらに時を経て今ではインターネットの通信速度は100Mbpsが当たり前、スマートフォンがあればいつでもどこでも必要な情報が手に入り、簡単に人と人とが繋がりますが、情報も人も目の前を素通りしているように感じます。
バブル景気がはじけて「失われた30年」と呼ばれた平成という時代でしたが、私たちをとりまく環境は大きく変化し、5月1日「令和」という新しい時代を迎えました。
今後ますます技術は進歩し、私たちの生活は想像できない速さで変化し続けることでしょう。ですが、「もうこのあたりでいいのでは」というのが本音です。春にはウグイスが鳴き、田植えが始まり、秋には収穫を迎え、渡り鳥が飛んでくる。変わらないで欲しいと思っている人々がいること、理屈抜きで人や物を愛しいと深く思うこと、そんなことが大切にされる「令和」という時代であって欲しいと願います。