30/09/2026
「預言と異言」(Ⅰコリント 14:1)
「愛を追い求めなさい。また、御霊の賜物、特に預言することを熱心に求めなさい。」(Ⅰコリント 14:1)
社会や共同体がいつも悩む問題の一つに、個人と共同体のどちらを優先するべきかという問題があります。すべての人に益となれば一番良いのですが、時には個人の益を求めるのか、共同体の益を求めるのか、選ばなければならないこともあります。コリント教会には多くの賜物が現れていましたが、人々はその賜物によって互いを比べ、どちらが優れているかを争っていました。コリント人への手紙第一14章でパウロは、特に預言と異言について語り、預言することを求めるように勧めています。それは、異言はその意味が理解されなければ自分自身を建て上げることにとどまりますが、預言は人々に語られ、教会全体を建て上げるからです。(4節)ここでいう預言は、単に未来を予告することではなく、神から与えられたことばによって人を励まし、慰め、教会を建て上げる働きとして語られています。(3節)もちろんパウロは異言そのものを否定しているのではありません。むしろ異言を語るなら、教会の益となるために、その解き明かしができるよう祈りなさいと勧めています。(13節)つまりパウロが大切にしたのは、どの賜物が優れているかではなく、その賜物が教会を建て上げるために用いられているかということでした。私たちの信仰も、自分だけの恵みや成長にとどまるものではありません。神から与えられた賜物と信仰をもって互いを生かし、共に成長し、キリストのからだである教会を建て上げていく信仰者となりましょう。